畑で摘んだばかりのスイートバジル。
土の香り、太陽のぬくもり、風のささやき――そのすべてを抱きしめるように育った葉を、

丁寧に刻んでジェノベーゼにしました。

ひと口食べると、爽やかな香りが広がり、心がすっと澄んでいく。
それはまるで、自然のリズムに自分の鼓動が重なり、

宇宙と静かに呼吸を合わせるような瞬間。

写真を撮るのも忘れるほど夢中になったのは、

「食べること」そのものが、いのちといのちを結ぶ神聖な儀式だからかもしれません。

慌ててシャッターを切った一枚には、
摘みたてのいのちと私を結ぶ“目に見えない絆”が写し込まれていました。